結婚生活にも悪影響!自己主張が苦手な人のためのコミュニケーション改善法

夫婦仲

結婚相手に自分の気持ちをうまく伝えることは、夫婦関係を円満に保つために非常に重要です。  

しかし、自分の気持ちを言葉にすることが苦手な人にとっては、この壁を乗り越えることは容易ではありません。

だからと言って伝えることを諦めてしまうと、せっかく好きで一緒になった相手との関係に少しずつ溝が生まれてしまいます。

そして最悪の場合、気づかないうちに修復不可能な程、その溝が深くなってしまうこともあるでしょう。 

そうならないために、今回は自己主張が苦手な人のためのコミュニケーション改善法をご紹介します。  

自己主張が苦手なのはなぜ?原因と対処法

相手によらず、自己主張自体が苦手だという人は少なくないようです。

では、そもそもなぜ自分の意見や気持ちを述べることが苦手になってしまうのでしょうか。

もちろん持って生まれた性格というのはあります。

しかし、結婚相手や家族、仲の良い友人にも自分の気持ちが言えないとしたら苦しい思いをすることもあるでしょうし、相手にも誤解をさせてしまう可能性があります。

場合によっては相手を傷つけてしまうこともあるでしょう。

自分のためにも相手のためにも、「性格だから」と諦めてしまわずに、まずは原因を知りましょう。 

自己主張が苦手になってしまう主な原因

自己主張が苦手になる原因は色々考えられますから個々の状況を一つずつ挙げるのは難しいですが、主な原因を大別することはできます。

これが全てではないでしょうが、以下に主なものを挙げてみます。

  1. 育った環境: 子供時代に親や大人から自分の意見を言うことを抑制されたり、無視されたりした経験があると、自己主張をすることが難しくなる可能性があります。また、親が自分の意見を強く押し付けるタイプで、子供の意見をあまり聞かない環境でも、自己主張が苦手になりがちです。
  2. 恐怖心: 自分の意見を述べると批判されたり拒否されたりすることを恐れることも、自己主張が苦手になる原因の一つです。また、自分の意見が間違っているのではないかという不安や、人間関係が壊れてしまうのではないかという恐れもあります。過去に自己主張をした際に否定されたり嘲笑されたりした経験があると、この恐怖心が強くなってしまう場合があります。
  3. 自己肯定感の低さ: 自分自身の価値を認められず、自分の意見が他人にとって価値がないと思い込むことも、自己主張が苦手になる要因です。能力や経験の不足が自信の欠如を生むこともあるでしょう。
  4. 過度な他者志向: 他人の気持ちや意見を優先するあまり、自分の意見を犠牲にしてしまう傾向がある人も、自己主張が苦手になることがあります。
  5. 完璧主義: 自己主張をするためには、自分の考えを他人に伝えることが必要ですが、自分の意見を完璧に伝えることが難しいと感じて諦めることが癖になってしまうと、自己主張自体が苦手になることがあります。
  6. 対人スキルの不足: 自己主張をするためには、自分の意見を言葉にする能力や、他人に意見を伝えるためのコミュニケーションスキルが必要です。自分の考えをうまく言葉にできない、相手と効果的に対話する技術が不足しているなど、スキルが不足していると、自己主張が苦手だと感じる原因になります。

以上のような原因が絡み合って、自己主張が苦手になることがあります。

自己主張が苦手な原因を理解し、それを克服するための適切な方法を探求することが重要です。

それぞれの原因には個々の対策が必要ですから、以下にそれらの対策をまとめていきます。

それぞれの原因に対する対処法

自己主張が苦手になる原因とそれぞれの対処法については以下のようになります。

  1. 育った環境: そのような環境で育った場合、自分の意見を言うのは良くないことだという思い込みがあるかもしれません。自分の意見を言うことが他人にとって価値あるものであると理解するために、カウンセリングや心理療法を受けることが有効です。これにより、自分の意見を述べることの価値を再認識し、自己主張に対するネガティブな思い込みを克服することが可能になります。
  2. 恐怖心: これは自分の意見を言うことで対人関係が壊れることへの恐怖、自分の意見が間違っているかもしれないという恐怖などがあるでしょう。これらの恐怖心を克服するためには、自己肯定感を高め、自分の意見の価値を理解することが重要です。
    自己肯定感が高いと、自分の意見が他人から批判されたとしても、それが自己の価値全体を否定するものではないと理解できます。自分の意見が受け入れられないことがあっても、それはその特定の意見が受け入れられなかっただけで、自分自身が拒絶されたわけではないと思うことができるということです。
    また、自己肯定感が高い人は自分の意見や感情を肯定的に評価し、自分の意見が価値あるものだと認識することができます。これは自分の意見を表現することに対する恐怖心を和らげ、自己主張を容易にします。
    それらの理由から、自己肯定感を高めることは、恐怖心を克服して自己主張をするために重要なのです。
  3. 自己肯定感の低さ: 上記の恐怖心とも密接に関わっていますが、自分自身の価値を低く見積もることは、自己主張が苦手になる大きな要因です。しかし本来、自己の価値は他人の意見によって決まるものではなく、自分自身の中に存在します。
    自己肯定感を高めるためには、自分自身の強みや成功体験を振り返り、それらを認識することが有効です。これまでの人生で、もしくは最近の生活で自分が成し遂げたこと(ほんの小さなことでも。例えば「今朝はきちんと余裕を持って起きられた」とか。)を振り返ってみてください。それらの成功を認め、それが自分自身の価値の一部であることを理解することが重要です。たとえ他人に何と言われようとも、です。
    また、自分自身を他人と比較せず、自分のペースで物事を進めることも大切ですし、時には失敗を恐れず新しいことに挑戦してみるのも良いでしょう。上手くできなくても「楽しかったな」と思えれば、たとえ失敗しても自分の価値が下がるわけではないと理解するきっかけになるかもしれません。
  4. 完璧主義: 自己主張をするためには、完璧である必要はありません。自分の意見が完全でなくても価値があることを理解することが重要です。また、失敗を恐れずに、新しいことに挑戦することも有効です。完璧主義を克服するためには、完璧ではない自分自身を許容することが大切です。
  5. 対人スキルの不足: 自己主張のスキルを磨くためには、意見をはっきりと述べる練習が必要です。また、他人の意見を尊重し、自分の意見を効果的に伝えるためのコミュニケーションスキルの訓練も重要です。全体的な対人スキルを向上させるためには、コミュニケーションのトレーニングやクラスを受けることが有効です。

以上のように、それぞれの原因には適した対策があります。

自分自身の状況を理解し、場合によっては必要な支援を求めることで、自己主張の苦手さを克服し、より自信を持って自分の意見を表現できるようになるでしょう。

上手に自己主張できるようになるために必要なこと

自己主張が苦手な人も、適切な訓練をすれば自分の言いたいことを言えるようになります。

以下、有効なステップから見ていきましょう。

自己主張上達のためのステップ

自己主張が苦手な人が自分の言いたいことをはっきりと言えるようになるためには、以下のステップで訓練を進めていくことが有効です。

  1. 自己理解を深める: まずは自分自身が何を考え、何を感じているのかを理解することが重要です。日記をつける、その場で、もしくは後から、自分が感じた感情に名前を付ける(「今私は褒められて喜んでいる」「あのとき私は怒っていたんだな」と頭の中で自覚するということです)などして、自分自身について深く理解することから始めましょう。自己理解が深まると、自分の主張が何なのか、それがどのように他人に影響を与える可能性があるのかが明確になります。
  2. 自分の意見を明確にする: 自分の考えや意見を整理するために、文章にしてみましょう。自分が何をどう考えて、何を感じているのかを文章にすることで、自分の意見が明確になりますし、それが他人に対してどのように伝わるのかを理解しやすくなります。
  3. 小さな環境での練習: 自己主張のスキルは、小さなグループや一対一の関係でまず練習するのが良いです。信頼できる友人や家族との間で意見を交換することから始めて、徐々に人前での自己主張に挑戦していきましょう。夫婦間であれば繰り返し練習することができますから、パートナーに「練習するね」とわざわざ言わなくても、自分の中で鍛錬を積むことができます。「今日は妻/夫に気持ちを言えたぞ」と日々の生活の中で少しずつ自己主張の練習をしていってください。
  4. アサーション(主張)トレーニング: アサーションとは、自分の考え、感情、ニーズ、要望を適切に表現する技術のことです。アサーショントレーニングを学ぶことで、自分の意見を他人に対して尊重される形で表現する方法が身につきます。
    こちらの記事内でアサーショントレーニングについて詳しく解説しています⇒https://fuufuno.com/conflict-management/
  5. フィードバックを求める: 自分がどの程度上手く自己主張できているのかを知るためには、他人からのフィードバックが有効です。自己主張の後で、他人がどのように理解したのか、どの点が伝わりにくかったのかなどを聞くことで、自分の表現方法を改善するための指針を得られます。
  6. 自信を持つ: 自己主張がうまく行かなかったとしても、それは自分自身の価値が下がるわけではありません。自己主張はスキルの一部で、失敗を通じて成長できます。失敗から学び、自信を持つことが大切です。

これらのステップを繰り返し練習することで、自己主張が苦手な人も自分の言いたいことをしっかりと言えるようになるでしょう。

ただ、自己主張のスキルは、人とのコミュニケーションの中で徐々に育てるものなので、焦らず、自分に合ったペースで取り組んでみてください。

良い聴き手になることも大事

自分の意見を適切に表現するためには、他人の意見を尊重し、良い聴き手になることも重要です。

「良い聴き手になる」というスキルは、コミュニケーション全体を向上させ、他人との関係を深め、また自己主張の際にも非常に役立ちます。

以下に良い聴き手になるための具体的なアプローチをいくつか紹介します。

  1. アクティブ・リスニング(能動的な聴き方)を実践する: 相手の話をただ聞くだけでなく、相手の言葉や感情を理解しようとすることが重要です。アクティブ・リスニングには以下の要素が含まれます。
    • 確認: 「あなたが言っているのは…だよね?」と言って、相手の言葉を自分の言葉で言い換えます。これにより相手が自分を理解していると感じ、また自分が相手の言葉を正しく理解しているかを確認することができます。
    • 質問をする: 「それはどういう意味?」や「それについてもっと詳しく教えて」などの質問を投げかけることで、相手の意見や感情を深く理解することができます。
      ※アクティブリスニングについて詳しくはこちらの記事へ⇒夫婦がお互いの気持ちを理解するためのスキル!アクティブリスニングを身につけよう
  2. 非言語的な反応を示す: 頷く、目を合わせる、適切な表情をするなど、自分が聞いていることを非言語的に示すことも重要です。これにより、自分が相手を真剣に聞いているというメッセージを送ることができます。
  3. 割り込まない: 相手が話している最中に割り込むことなく、相手が話を終えるのを待つことが重要です。これにより、自分が相手の意見を尊重していることを示すことができます。
  4. エンパシー(共感)を示す: 自分自身が相手の立場だったらどう感じるだろうかと考えることで、相手の感情や視点を理解することができます。
  5. 自己開示: 適切なタイミングで自分の意見や感情を述べることも重要です。自分の意見を言うときは、相手の話を尊重し、自分の意見は「私の考えは~」などと言い始めると良いでしょう。これにより、自分の意見は相手の意見を否定するものではなく、別の視点を提供するものであるというメッセージを送ることができます。

これらのアプローチを活用し、相手の話を真剣に聴くことで、相手の意見を尊重しつつ、適切なタイミングで自分の意見を述べる能力を高めることができます。

自分の意見を言うタイミングを掴むには

相手が早口で一方的に話し続けるような場合には、口を挟むタイミングがないと感じることがあります。

このような状況では、自分の意見を述べることが難しくなることもあるでしょう。

しかし、諦めずにいくつかの戦略を試してみることは可能です。

  1. 適切なタイミングを見計らう: 一方的に話し続ける人でも、話の一区切りや息をつく瞬間など、少しの間を開けることがあるかもしれません。そのような瞬間を見計らって、自分の意見を挟むことを試してみましょう。
  2. 肯定的な言葉で口を挟む: 相手の話に同意しながら、「それは面白い視点だね、私も…」といった言葉で始めることで、自然に会話に参加できる場合があります。
  3. 直接お願いする: 直接的に、「私も言いたいことがあるから喋ってもいい?」と尋ねることも一つの手段です。これは、自分の意見を尊重し、聞いてもらう権利を主張する方法です。
  4. 諦めることも一つの選択: それでも相手が一方的に話し続ける場合、その場の目的や重要性に応じて、一度諦めることも一つの選択肢です。特に、その会話が特に重要ではない、または緊急ではない場合、強く自分の意見を主張する必要はないかもしれません。
  5. 後で個別に話す: 会話の内容が重要である場合、後で個別に相手と話す機会を設けることも考えられます。その場合は「こちらからも話したいことがある」と伝えておくと良いでしょう。このようなアプローチを取ることで、相手が一方的に話すことなく、自分の意見をきちんと伝えることができる可能性が高まります。

一方的に話す人とのコミュニケーションはなかなか難しいものなので、状況に応じて対応することが必要です。

より良いコミュニケーションを持つためのポイント

自己主張とはコミュニケーションの一種です。

結婚生活においては二人の関係をより深めたり、二人で問題を解決していくために必要なプロセスになります。

必要なときに自分の意見や思いを伝えることが自然とできる環境であるためには、日頃のコミュニケーションが大切です。

最後に、より良いコミュニケーションのためのポイントを見ていきましょう。

言葉よりも行動が伝えるメッセージ

結婚生活では、言葉だけでなく行動も重要です。  

特に、自分の気持ちを上手に伝えることが苦手な人にとっては、行動が伝えるメッセージは非常に重要です。  

言葉に頼ることが難しい場合でも、相手に自分の気持ちや思いを伝える方法はあります。

  1. 相手を思いやる行動をする: 相手が困っていることや悩んでいることを察知し、手助けすることで、相手に自分の思いやりを伝えることができます。  
    例えば、相手が疲れていると感じたら、率先して家事を片付けたり、マッサージをしてあげたりすることで、相手に自分の愛情を伝えることができます。  
  2. 相手の好みや趣味に合わせた行動をする:相手が喜ぶことを知り、それに合わせた行動をすることで、相手に自分の思いを伝えることができます。
    例えば、相手が好きな映画を一緒に観に行く、相手の好きな料理を作るなど、相手に喜びを与えることで、愛情を伝えることができます。  
  3. 日常生活の中での小さな行動: 相手に寄り添うことや、気配りをすることで、相手に自分の愛情や思いやりを伝えることができます。
    例えば、相手が話をしているときにしっかりと聞いてあげる、相手が疲れているときには休息を促してあげるなど、相手の気持ちを大切にする行動が重要です。

結婚生活では、言葉だけでなく行動も大切にし、相手とのコミュニケーションをより円滑にすることが重要です。

言葉で伝えることに苦手意識がある人でも、行動を通じて自分の気持ちを伝えることはできます。

言葉を疎かにしてよいということではもちろんありませんが、自分が口下手だと思う人ほど、相手を思いやり、喜ばせる行動をするように心がけることで、夫婦間のコミュニケーションを保つことができるでしょう。

夫婦間では些細な会話ほど大切に

最後に、自己主張を含めたコミュニケーション全般を円滑にするためには、日頃からのコミュニケーションの習慣化が重要です。  

お互いのスケジュールを把握し、必要であれば定期的に時間を作って会話をすることで、お互いの気持ちや思いを共有しやすくなります。  

また、日常生活の中での些細なことでも、お互いに伝え合う習慣をつけることが大切です。

「スーパーで特売しててラッキーだったよ」「帰り道で可愛い猫の親子を見たよ」というような、ほんの小さな会話、この些細な会話が実は何よりも大切だったりします。

小さなことについて「こうだったんだ」「こう思ったんだ」と伝えることが日頃からできていれば、何か大きな問題にぶつかったり、真剣に話し合うことが必要になったりしたときにも、お互いに意見を出し合うことができるはずです。

少なくとも日々小さなことを伝え合っていない夫婦よりは、困難を感じることなくそれぞれが自分の考えや気持ちを出し合うことができるでしょう。


いかがでしょうか。

自己主張は強過ぎても良くないですが、自分の気持ちや意見をちゃんと言えるのは大切なことです。

特に夫婦間においては日頃のちょっとした会話の中でも、自分の気持ちを誤解なく知っていてもらいたいですよね。

自己肯定感を上げること、そして些細な会話を大切にすることを意識しながら、少しずつ思いを言葉にする練習をしてみてください。

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