許せない浮気…そのときどうする?法的な措置を解説

夫婦仲

結婚生活において、どちらかの浮気が発覚するのは最も大きな危機と言えるでしょう。

今回は感情論的な内容ではなく、法的な浮気=「不貞行為」の定義と、それに対する法的な措置についてご紹介します。

また、浮気しやすい人、されやすい人の特徴についてもまとめてみました。

これを参考にする必要などない方が良いのですが、必要な方のお役に立てれば幸いです。

「不貞行為」の法的な定義はこれ

不貞性行為とは、夫婦関係において一方の配偶者が第三者と性的関係を持つことを指します。

法律上は、不貞性行為は家庭内暴力の一形態とされ、被害者となる配偶者には損害賠償請求権や慰謝料請求権が認められています。

証拠が必要

しかし、不貞性行為を訴えるには証拠が必要となります。

具体的には、浮気の現場を目撃したり、メールやSNSのやり取り、通話履歴などの証拠が必要となります。

ただし、証拠の取り方には注意が必要で、プライバシーの侵害になる場合があるため、法律の専門家に相談することが必要です。

証拠が認められたらどうなるか

不貞性行為が認められた場合、損害賠償請求権や慰謝料請求権が生じます。

慰謝料の金額は、不貞性行為の程度や被害者の精神的苦痛の程度などによって異なりますが、数百万円以上になることも珍しくありません。

また、夫婦関係が修復不能となった場合は、離婚を選ぶこともあります。

不貞性行為は、夫婦間の信頼関係を大きく揺るがすため、離婚を選ぶカップルも少なくありません。

浮気をしたことがある人はどのぐらい?

浮気について言及すると、一般的には男性が浮気をするイメージがありますが、近年では女性も増加傾向にあります。

そのため、浮気の割合を見てみると、男性の方が多いという認識がある方も多いかもしれませんが、実際は男女ともに浮気をしたことがある人は約3割程度となっています。

では、なぜ人は浮気をするのでしょうか?

浮気の理由

浮気の理由については、個人差がありますが、一般的には以下のような理由が挙げられます。

・性的欲求不満
・愛情不足
・注意を引きたい
・ストレス発散
・好奇心
・新しい刺激が欲しい

これらの理由があるため、浮気をする前には浮気の兆候が現れることがあります。

例えば、急に外出や出張が増えたり、携帯電話を家の中でも常に持ち歩くようになったり、パートナーに対してやけに冷たくなったりといった変化が見られる場合は、浮気を疑う必要があるかもしれません。

浮気調査のやり方

もし、浮気を疑った場合は、浮気調査を行うことができます。

浮気調査は、プロの探偵に依頼することが一般的です。

探偵は、専門的な知識と技術を持っており、証拠を収集することができます。

その場合は高額なお金が必要になりますが、一般的には浮気をした本人や浮気相手から受け取る慰謝料で支払いに充てることが多いようです。

もちろん自力で証拠を集めることも可能ではあります。

パートナーの電話のロックを解除できれば、浮気相手とのメッセージのやり取りやツーショット写真をスクショして自分の電話に送信したり(この場合はその写真と自分に送ったメールを削除しなければなりません)、ボイスレコーダーを購入してパートナーの鞄の中等に忍ばせたり、後をつけて証拠となる写真を撮る等。

しかしそれらが実際に「浮気の証拠」として法的に認められるかは分かりませんし、ボイスレコーダーのようなデバイスは見つかってしまう可能性も大いにあります。

素人が確実に証拠を掴もうと思うとかなりの時間と労力がかかるでしょうから、必要なのであれば、プロに頼む方が現実的かもしれません。

浮気されたらどうすべき?可能な法的措置

浮気をされたとき、法的にどう対処すべきか悩むこともあるでしょう。

まずは不貞行為の定義を確認しておきましょう。

不貞行為とは、配偶者と結婚しているにもかかわらず、他の人物と性的な関係を持つことを指します。

ただし、上述のように不貞行為を証明するためには、証拠収集が必要です。

例えば、浮気の現場を目撃したり、メールやSNSのやりとりを保存したりすることができれば、証拠として認められる可能性があります。

証拠が揃ったら、慰謝料請求や離婚を考えることができます。

上記のように、証拠をそろえるために探偵を雇うこともできます。

慰謝料の請求

慰謝料請求は、浮気をされた側が被った精神的な苦痛や損害に対して、相手にお金を支払ってもらうことを指します。

慰謝料は、証拠があれば請求することができます。

ただし、慰謝料を請求する場合は、離婚する必要はありません。

それで手打ちとするなら結婚関係は維持したままで、慰謝料だけ請求することも可能です。

離婚する場合は

離婚する場合は、まずは離婚協議を行いましょう。

離婚協議とは、夫婦が話し合って離婚に関することを決めることを指します。

例えば、財産分与や子どもの親権について話し合うことができます。

もしも離婚協議がまとまらなかった場合は、裁判所で解決することになります。


法的な対処方法はいくつかありますが、もしも浮気を疑うようなことがあれば、早めに話し合って解決することができれば、それに越したことはありません。

浮気しやすい人、浮気されやすい人の特徴

浮気しやすい人、浮気されやすい人の特徴について、心理学的な観点から考えてみましょう。

浮気しやすい人の特徴

浮気しやすい人の特徴としては、自分自身の魅力に過剰に自信を持っていることが挙げられます。

自分が異性から好かれることを当然のように思っているため、誘惑に弱くなってしまうのです。

また、飽きっぽい性格であることも浮気しやすい人の特徴です。

新しい刺激を求め、恋愛感情が薄れるとすぐに次の恋愛に移ってしまいます。

正直、このタイプの人は結婚に向いていないと言えるでしょう。

一時の恋愛では盛り上がっても、長い期間で安心感や幸福感をくれる人ではないかもしれません。

それでもその人と結婚したい!と思ったなら、そこまで含めて受け入れる覚悟が必要だと思った方が良いでしょう。

浮気されやすい人の特徴

一方、浮気されやすい人の特徴としては、自己評価が低く、相手に依存している傾向があります。

自分が相手にとって魅力的でないと感じているため、相手が他の異性に惹かれることを恐れていながら、どこかで「仕方ない」と思ってしまうのです。

これは相手の不誠実さや、場合によっては暴力性を増長させる一因にもなります。

恋人同士や夫婦間というのは、あくまでも対等な関係です。

人として尊重してくれない相手のすることを我慢する必要はありません。

浮気の心理

浮気をする心理についても触れておきましょう。

浮気の原因となる心理には、相手に求めるものがあるという要素と、自分自身の欲求不満があるという要素があります。

相手に求めるものは、愛情や性的な満足感などが挙げられます。

また、自分自身の欲求不満がある場合には、不安やストレスなどが原因となっています。

自分自身の問題を解決するために他者に頼ってしまうこともありますが、それは短期的な解決策に過ぎず、長期的には問題が深刻化してしまうことがよくあります。


以上、浮気しやすい人、浮気されやすい人の特徴と浮気の原因となる心理について紹介しました。

恋愛や結婚生活においては、相手を信頼し、相手に寄り添うことが大切です。

相手との対話を日頃から大事にして、愛情や信頼を確認できるようなやり取りを忘れずに過ごしましょう。

また、自己評価を高め、自分自身に対する愛情を持つことも大切なことです。

相手と同じぐらい、一人の時間や自分の好きなこと、自分の友人等も大切にして、一人の人間としての自信を持つようにしたいですね。

タイトルとURLをコピーしました